赤楚衛二(29)主演の水曜ドラマ『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)は、SNSでは「ジェンダー問題を娯楽の形で伝えてくれる」などと好評だが、視聴率は伸び悩み、配信サービス「TVer」のドラマランキングでも下位に沈んでいる。

 7月26日放送の第3話の内容は以下。フラれてばかりの向井(赤楚衛二)に、3年前に会ったきり音沙汰がなかった女性、チカ(藤間爽子/28)から突然連絡が。チカは婚活疲れしており、向井と再会すると、「私と、結婚に向かってみるって どうでしょう?」と申し込む。2人は3年前にワンナイトで体の関係を持っていて、チカは向井と性的関係が「不快ではなかった」という。

 一方、向井の恋の相談相手・洸稀(波瑠/32)は、同僚でバツイチの環田(市原隼人/36)に呼ばれ、向井の心配をよそに彼の部屋へ。また、向井の妹・麻美(藤原さくら/27)は、夫・元気(岡山天音/29)の“バカで生き生きしているところ”が好きだったが、「大黒柱」といわれてプレッシャーを感じていることなど、結婚して彼が変わったこと納得していない。

 そんな思いを母・公子(財前直見/57)に明かすと、公子は、自分は麻美の時代とは違って、夫婦別姓など結婚について深く考えていなかったと振り返り、今は難しい時代だと語った。そして、相手の価値観を聞いて、自分の価値観を伝えることから始めるのがいいと助言。後日、麻美は元気に「大好きだよ」と伝えると、結婚をやめると言い出して……という展開。

 視聴者のSNS上の反響は、《今回はいろんな人たちの恋愛がフィーチャーされていて、いろんな価値観について考えさせられて、大人たちの恋愛って感じがした》《ジェンダー問題の意識があまりにも低い向井くんが、どんどん変わっていくところがとても好き。男性にこそ見てほしいんだよな》などと、称賛する声が多かった。