8月3日、若村麻由美(56)主演の『この素晴らしき世界』(フジテレビ系)の第3話が放送される。本作は、若村演じる平凡な主婦が、ある日突然そっくりさんの大女優になりすます姿を描く“なりすましコメディー”作品。

「放送前はドラマの内容以上に、“誰が主演を演じるのか”が注目を集めていましたよね。当初は鈴木京香さん(55)が主演を務めることが正式発表されていて、脚本も彼女を意識した当て書きだった。

 ところが、5月11日に鈴木さんが急な体調不良により降板すると発表。代役として白羽の矢が立ったのが、若村さんでしたよね」(テレビ誌編集者)

 キャスト変更について鈴木吉弘プロデューサーは、

《若村麻由美さんに主演を引き受けていただけることになって、ご本人とお会いしていろいろお話をしまして、主婦と大女優という二役を演じていただくにあたって多少セリフの言い回しや語尾などを変更して、脚本を書き直して新しい決定台本を作りました。物語全体については全く変わっていません》

 と、ドラマ公式サイトにコメントを寄せている。同時に本作を《僕がまだ駆け出しのプロデューサーだった頃からやってみたかった企画》と評していた。

「ただ、主演降板という不測の事態の影響はやはり大きいですよね……。『この素晴らしき世界』の視聴率はかなり深刻なものになっています」

 そう声を潜めて話すのはドラマ制作会社関係者。

『この素晴らしき世界』の第1話(7月20日放送)は、世帯視聴率5.4%、個人視聴率3.0%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)だった。

 ところが、第2話(27日放送)は、世帯4.0%、個人2.1%と、大幅に下落している。

「そして何よりもまずいのが、テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率です。第2話のコア視聴率が、1.1%という極めて低視聴率だったんです。

 同じくフジテレビの月9ドラマで放送されている森七菜さん(21)主演の『真夏のシンデレラ』は、その独特の内容から猛ツッコミが発生しています。さらに5%台と月9では信じられない低視聴率から“爆死ドラマ”と言われていますが、実はコア視聴率はそこまで悪くないです。

 第3話(7月24日放送)はコア2.9%。『この素晴らしき世界』は、『真夏のシンデレラ』の3分の1程度の数字ということになりますよね……」(前同)