■赤楚衛二の役柄はワンパターン?

「松下がさまざまな表情を見せたのに対し、赤楚はいつもながらのまじめな好青年役で、既視感のあるものでした。同期放送の木村拓哉(50)主演の『風間公親―教場0―』も同じような、真面目な新人刑事役だったし、もっと違う役も演じていかないと、将来的に伸び悩むかもしれません」(前出のドラマライター/ヤマカワ)

 数字だけではなく、俳優としてのキャリアとしても、赤楚は松下の大きく遅れを取ってしまったのかもしれない。

 2人は次期の夏ドラマにも出演が決まっていて、松下は『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)で、卒業式の日に”担任生徒の誰か”に突き落とされてしまう、主人公の高校教師・九条里奈(松岡茉優/28)の夫・蓮役。公式サイトの本人のコメントによると、難しい役どころらしい。

 対する赤楚が出演するのは、恋愛迷子たちのラブコメディ『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)で、初の地上波GP帯の連続ドラマでの主演となる。だが、主人公の会社員・向井悟のキャラは、“頼りがあって相談にのってくれそうないい人”という、またもや好青年。そろそろ違う顔を見てみたいという、ファンも多いに違いないのだが……。

(2023年7月1日公開)