■急な代役で“7~8キロ増量からの1か月2キロ減”と“セリフ覚え直し”のプロ根性

 原は2010年にジャニーズ事務所に入所してから映画出演は23年1月20日公開の『まくをおろすな!』のみ。ドラマ出演も、2015年放送の『お兄ちゃん、ガチャ』(日本テレビ系)と今回の『トリリオンゲーム』だけ。バラエティの露出も少ないが、演技の評価は非常に高いという。

「原さんの主戦場は舞台演劇なんです。2012年に『ABC座 星(スター)劇場』に出演してから数多くの舞台に出演。

 2019年にはイギリス・ロンドン発の舞台『THE BANK ROBBERY!〜ダイヤモンド強奪大作戦〜』で舞台初単独主演も果たしています。舞台は映画やドラマに比べるとコアなファンの間でしか話題にならないジャンルではありますが、2020年の代役騒動は有名かもしれませんね」(前出の芸能プロ関係者)

 2020年12月から翌年1月にかけて行なわれていた舞台『両国花錦闘士(りょうごくおしゃれりきし)』は、当初俳優の伊藤健太郎(26)が主演を務める予定で、原は主人公のライバル役だった。

 ところが、伊藤が同年10月にひき逃げ騒動を起こしてしまい、本番まで1か月を切った11月9日に伊藤が降板。原が主演の代役に抜擢されたのである。なお、本来原が演じるはずだったライバル役は、追加キャストの木村了(34)が演じた。

「A席(5500円)は最終日の12月23日までほぼ完売となり、商業的にも大成功。舞台初日の挨拶では“セリフは最初から覚え直した”と話したほか、7~8キロ増量していたのを、配役の変更のため逆に1か月で2キロ絞ったことも明かしていました。公演を担当した浅生博一プロデューサーは、当時の記者会見で“覚えるのがすごく早い。作品として、彼が主演で間違いなかった”と、大絶賛していましたね」(前同)

 原の演技について劇作家・演出家の鴻上尚史氏(65)は、2019年の舞台『地球防衛軍 苦情処理係』のキャスト発表時に「原さんはエネルギー溢れる演技で、野望に輝く瞳が素敵」と、コメントしていたこともある。