■若いスタッフが着たら率先して乾杯に行く
前出の制作会社関係者は続ける。
「『VS魂』の主題歌『New Again! Again and Again!』は、CD化しない前提で製作された曲ではありましたが、美 少年のファンから、“浮所くんが自分のデビューより先にCD出すのはちょっと複雑だし難しい問題だね“という声もあった。そのため、そんな美 少年のファンに対してのフォローとも受け取れる相葉さんの言葉は、”優しい“と美 少年ファンも喜ばせたんです」
また、2013年から続く『相葉マナブ』については、高橋伸之プロデューサーが2022年4月22日放送のラジオ『嵐・相葉雅紀のレコメン!アラシリミックス』(文化放送)で現場裏のエピソードを明かしている。
相葉が鳥取ロケ後にスタッフと飲み会をした際、明日の仕事もあるので高橋プロデューサーは相葉を帰そうとした。しかし、バラシ作業を終えた若いスタッフがやってくると「みんなお疲れ!」と、また乾杯し始めたほか、帰りの車では「俺の番組なのに、なんでみんなと飲めないんだよ~! 俺はみんなと話したいんだ!」と拗ねていたことを、高橋プロデューサーは「嬉しいじゃないですか。そういうふうに思ってくださる。それが一番の思い出」と明かしていたのだ。
「ほかにも雑誌などの撮影の現場でも、細かい気遣いの言葉を若いスタッフにもかけてくれるといいますね。国民的アイドルなのに上から目線は皆無。細やかな声かけや、周囲への気遣いの優しさでかかわる皆が“また仕事をしたい”となる。相葉さんにオファーが止まないのは、そうした素晴らしい人間性の部分も関係していそうです」(前同)
相葉の優しさは、岸の心にも沁み込んでいるだろう――。