■立木彩・川口春奈がウソを?
「防犯カメラの映像からすると、賀来は年齢的に違いそうです。本作はミスリードを誘う描写が多く、第3話も、犯人らしき車の中にハヤブサ消防団の帽子が置いてあって、消防団の協力団員でもある賀来が怪しいと匂わせました。
また、公式サイトのタイトル写真に立っている登場人物12人のうち、3人が後ろを向いたり、顔を伏せていて、視聴者に考察のヒントを与えていると思われます。ミスリード描写もそうですが、番組自体も、視聴者の考察を盛り上げようとしているでしょうね」(ドラマライター/ヤマカワ)
今後の展開が気になるが、X(ツイッター)上に原作読者の「原作と少し違った立木彩がウソをつくシーン。ちょっとずつ話の展開を変えていく伏線?」という声があるように、ドラマには原作にはないシーンがすでに出ている。
「原作の池井戸氏も『集英社オンライン』のインタビューで“終盤、小説とは違う展開になりそう”だと語っています。テレビドラマならではの演出が入ることで、今後は考察がさらに加熱、視聴率も戻ってくると思いますよ」(前同)
第3話で視聴率が大きく落ちたのは、同局系の『世界水泳選手権』の生中継で1回休んだためで、今後の影響はなさそうだ。今期放送のミステリードラマで、ライバルと目されていた日曜劇場『VIVANT』(TBS系)が好調だが、中盤にかけ、『ハヤブサ消防団』も盛り上がりを見せそうだ。