■父・野村萬斎への「忖度」があった!?
野村アナは狂言師・野村萬斎(57)を父に持ち、幼稚園から高校卒業までを白百合、大学は慶応という完璧なお嬢様育ち。佇まいが醸し出す品の良さはお墨付きだが、アナウンサーとしての評価はふるわなかったようだ。
「原稿を読む際も、視聴者から“よく噛むし、声が聞きづらい““つまるし止まるし、何一つ頭に入って来ない”という厳しい声があがるほど、とにかくよくつっかえる。将来のエースとして期待されたものの、アナウンサーとして現状だけではダメだというわけで、さまざまな番組での起用、そして交代が検討されてきたと聞こえてきています」(前出の制作会社関係者)
水面下で進んでいたという担当替え――ただし、局の顔ともなる朝の看板報道・情報番組での降板については、今年まで見送られてきた。背景には父・萬斎の存在があるようだ。
「野村アナの採用の一端は、東京オリンピック・パラリンピックでの父・萬斎さん特需を狙ってのものだと言われています。もともと萬斎さんは、オリパラ開閉会式の演出チーム統括に就任していました。しかし、新型コロナウイルスの影響でオリパラが2021年に延期。合わせてチームは解散した。
TBSにとっては、オリパラ中、萬斎さんの娘が自社にいるとなったら親子共演も期待できた。しかし、完全に“アテが外れた”状態です。それでも上層部の判断で、オリパラが開催された年には野村アナを頑張らせましたが、なかなかものにならなかった。加えてオリパラも終わり、萬斎さんへの忖度は不要となった。それで野村アナ外しが始まっている、というのが実態でしょう」(民放キー局関係者)
一方で、野村アナとは対照的に存在感を強めているのが佐々木舞音アナ(25)だ。
「まず、21年10月から進行を務めている『THETIME’』は順調。22年10月から起用された『ひるおび』の中継リポートでは、びしょ濡れになりながら水上アトラクションに乗ったり、美味しそうにグルメを堪能する食リポなど、体当たりでこなす姿がカワイイと評判です。
バラエティ番組『ソウドリ』では、「サヤ・ノムラ」として出演していた野村アナの後任として、「マイ・ササキ」名義で6月末から出演していますね」(前同)
親の七光りだけで生き残っていけるほどアナウンサーは甘くはないということか。野村アナの奮起に期待したい。