■激減したジャニーズタレントの暴力沙汰、背景は?

 そんなジャニーズタレントの暴力沙汰も、ここ数年はあまり聞こえてこない。どんな事情があるのか。

「SNSが広く普及し、芸能人の目撃、行動情報が切り取られてネットに流出しやすくなった。些細な揉め事が大騒動に発展する可能性も高まり、芸能人たちも羽根を伸ばして遊びにくい。プライベートでのちょっとした不祥事で、芸能人生を棒に振るレベルの大炎上になることもありますからね。人気のジャニーズタレントならなおさらですよね。

 芸能事務所側もトラブルを避けるべく、タレントには下手な行動を慎むように教育する。どんな理由があろうと、暴力沙汰もご法度です。結果として、昔の芸能界のようにヤンチャに遊ぶタレントは減っている。森さんや山下さん、岩本さんが起こした出来事はジャニーズ内でも大きな暴力騒動として知られているようですが、今後は暴力沙汰もより起きにくくなるのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

 さらにコロナ禍を経て、タレントたちの意識も大きく変わっているようだ。

「コロナ禍では、芸能人が飲みに行くだけで大きなニュースになり、バッシングされた。その結果、有名タレントはますます人目を避け、業界関係者しか来ない会員制バーで飲んだり、家飲みをするタレントが増えた。

 またジャニーズの場合、“ヤラカシ”への対策もしなければならない。絡まれる隙を与えないためにも、よけいに大人しくなる傾向もありますね」(前同)

 芸能人にとっては少々息苦しいだろうが、何が拡散されてどう炎上するかわからない時代。用心深く行動するのが吉ということかもしれない――。