堺雅人(49)主演の日曜劇場『VIVANT』(TBS系)は物語の舞台を日本に移し、誤送金事件の真相が明らかになるも、まだまだ謎の伏線が多く残され、視聴者の考察が加熱している。

 このドラマの過剰に詰め込まれた伏線の数々は、海外配信という先を見据えての戦略のようだがーー。

 8月7日に放送された第4話の内容は以下。丸菱商事のシステムを改ざんして誤送金を仕組んだ人物が、財務部の太田(飯沼愛/20)だと突き止めた乃木(堺雅人)たち。野崎(阿部寛/59)ら公安は、太田の自宅へ急行するが、パソコンのハードディスクが破壊され、証拠隠滅した跡が見られた。

 しかし、野崎が見つけた落語のCDに隠されたデータから、太田は天才ハッカーで、テロ組織「テント」のモニター(工作員)に利用されていたことが判明する。その頃、ジャミーンとドラムが来日。ジャミーンが持っていた写真から、テントのモニターは乃木の同期の山本(迫田孝也/46)だと分かり……という展開。

 今回は、乃木の別人格・エフにより、彼が別班だと語られたほか、メインキャストの松坂桃李(34)がようやく登場し、別班の工作員で乃木の後輩・黒須だと分かるなど、衝撃の事実がいくつも明かされた。さらに、さりげなく映し出される人物や背景などを含め、伏線がとにかく多かった。

 そのため、X(ツイッター)上では、《乃木が別班だと分かって1話を見返すと、ただのサラリーマンの動きじゃなかった。書類落としたふりして盗聴器仕掛ける。アリのスマホから情報抜き取ってる。わざとスマホ落とさせてすり替えて戻す》など、視聴者の考察が熱を帯びている。