■海外配信は織り込み済み?
また、《「VIVANT」のロゴと人物が並ぶ順番、松阪桃李(V)別班。二階堂ふみ(I)医者。堺雅人(V)別班。阿部寛(N)日本警察。役所広司(T)テント?「A」は抜けてるけど、そこがニノなのか?もう一人の堺雅人なのか?》などと、タイトル画面をヒントに深読みする人までいる。
「視聴者を引っ張り続けるため、ドラマに伏線は必須ですが、『VIVANT』はとにかく多いです。これは、見直しができる配信サービスを意識しているのは明らか。それも、将来的な海外配信をかなり意識しているはず。拡大版が多いのも、話数が多い海外ドラマを意識していると思われます」(テレビライター)
海外配信について公式に発表されていないが、7月25日配信のYouTubeチャンネル『島根県観光振興課公式チャンネル』のインタビューで、『VIVANT』の原作・演出の福澤克雄氏は、本作の俳優陣が豪華であることに触れたうえで、「できれば世界に向けて投げかけたい」と、前向きな発言をしていた。
「1話あたり1億と言われている規格外の制作費も、海外配信で稼ぐことを想定していれば、ありえる数字です。これまでも日曜劇場は、『マイファミリー』と『アトムの童』をDisney+で配信するなど、海外配信への道筋はできています。本作は神社が頻繁に登場していますが、これも日本をアピールするため、海外を意識しているためでしょうね」(前同)
俳優陣や海外ロケなど、なにからなにまで規格外なのも、海外配信をすると考えれば納得がいく。乃木が別班なのが明らかになり、次回からスタートしする新章でも、衝撃の展開が見られそうだ。海外サイズのエンターテインメントに期待したい。