■ツッコむのも疲れてきた?

「これまで視聴者は、トンチキな展開にツッコミを入れて楽しんでいたようですが、今回は妊娠騒ぎがあまりに理不尽で、離脱してしまった人が多いみたいですね。ツッコまれることで維持してきた勢いも、そろそろ落ちてしまうかもしれません」(ドラマライター/ヤマカワ)

 夏海(森)と健人(間宮)、愛梨(吉川)と修(萩原利久/24)と守(白濱亜嵐/29)、理沙(仁村)と宗佑(水上恒司/24)、そして、夏海の幼なじみの匠(神尾楓珠/24)と、それぞれの恋が動き出し、これから盛り上がりそうだが――。

「夏海と健人はまだしも、愛梨と守と修の動機不明な三角関係や、ライフセーバーの宗佑がなぜ理沙に惹かれるのかなど、それぞれの心情の描かれ方が不十分なので、今ひとつ恋模様にピンときません。

 今回の妊娠騒ぎだけでなく、以前も修の不器用さを物議を醸すほどの暴言で表現するなど、エピソードが的外れなうえに演出がゆるく、思い入れしにくい。当然、盛り上がりも期待ができなさそうです」(前同)

 とはいえ、話数はまだ5話ほど残っているはず。恋を展開させる時間はあるので、今後の軌道修正によって盛り上がることに期待したい。