2023年1月8日、松本潤が徳川家康を演じるNHK大河ドラマどうする家康』がスタートする。戦国時代から徳川幕府の成立まで、空前の豪華キャストで描かれるこの作品について、芸能界随一の大河&日本史マニアである松村邦洋氏に取材。「松潤家康」の2023年はどうなるーー? 第2回/全4回

 大河ドラマで人気の時代といわれる戦国時代。日本史好きの松村さんが「一番怖かった」と話すのは意外な人物が演じた織田信長だった。

ーー今回、織田信長を岡田准一さん(42)、豊臣秀吉ムロツヨシさん(46)が演じられます。おふたりについて、どう思われますか?

 岡田さんの信長はやっぱり正直言って、14年『軍師官兵衛』で黒田官兵衛をやってたんでね。そのとき岡田さんが演じてた晩年の官兵衛ってすごい迫力があったんで、信長はピッタリだと思うんです。今まで信長を演じてたのは背の高い人が多いんですよ。

 あくまで自分の説ですけど、大河の信長役って平均身長が180センチあるんじゃないかと思うくらい。83年『徳川家康』の役所広司さん(66)、02年『利家とまつ~加賀百万石物語~』の反町隆史さん(49)、古くは65年『太閤記』、78年『黄金の日日』の高橋幸司さん(87)など、みんな背が高い。