飯豊まりえ(25)が主演を務め、野島伸司氏がオリジナル脚本を手がける連続ドラマ 『何曜日に生まれたの(なんうま)』(テレビ朝日系、日曜夜10時から)が、視聴者の間で評価が高まっている。
また、放送開始が8月6日と今期連ドラでかなりの後発となったが、配信サービス・TVerでは先行しているドラマに食い込み、ランキングでジャンプアップしている。
このドラマは、18歳から10年間引きこもっていた、黒目すい(飯豊まりえ)が主人公。2人暮らししている漫画家の父・丈治(陣内孝則/65)が、ベストセラー作家・公文竜炎(溝端淳平/34)と、すいをモデルにした作品を共作することから動き出す、先が読めない予測不能の衝撃ストーリー。
第1話では、すいのもとに高校時代の同窓会の案内が届く。引きこもりになった原因は高校時代に引き起こしたバイク事故にあったため、トラウマだらけの思い出に苦悩するすいだったが、公文の説得で出席することに。しかし、会場のトイレに閉じこもってしまい、意を決して出たときには同窓会はすでに終了していた。
続く、8月13日放送の第2話は以下。同窓会の会場から出てきたすいは、サッカー部のマネージャーだった彼女が想いを寄せていた、エースストライカー・江田悠馬(井上祐貴/27)と再会し、連絡先を交換する。丈治は娘の勇気ある行動に感動するが、公文は、10年前に共にバイク事故を起こした、エースMF・雨宮純平(YU/28)との話を求める。
後日、すいは江田に電話で誘われてサッカーグラウンドへ。そこには高校時代の仲間がいて、すいとの再会を喜んだ。すると、バイクに乗った雨宮がやって来てすいを抱きしめると、リハビリが終わって学校へ行ったら、すいは学校からいなくなり、家も引越していたと告げ、「すまなかった。全部俺のせいなのに」と語りかける……という展開。
視聴者のX(ツイッター)上の反響は、《飯豊まりえが素晴らしく良い。溝端淳平もシシド・カフカも良いし、父と娘の寄るべない孤独感も良い。演出も音楽も、エモいとはこのことか。野島伸司なのでいつツラくなるのかザワザワしながら観ているけれど、円熟の作品なのかもしれない》などと、演者、脚本とにも称賛の声が寄せられている。