■『それスノ』を続けるために「辞めない」

 ジャニーズでも最も売れているグループとなったSnow Manは、事務所からの聞き取りにどのような回答をしたのだろうか――。

 前出の芸能プロ関係者は話す。

「現時点での彼らの思いは“辞めません!”というものだったそうです。そしてその理由は、地上波テレビに出たいから、というものだったと。たしかにいまだに民放キー局のジャニーズへの忖度は強く残っていますから、退所すれば地上波への出演は難しくなるでしょうからね。

 目黒蓮さん(26)などは放送中の『トリリオンゲーム』(TBS系)といったドラマの仕事も重要でしょうが、特にメンバー9人で出演している『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)を彼らは大事にしているといいますね」

■『それスノ』が『スマスマ』になる日

 Snow Manの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい(通称:それスノ)』は深夜に特別番組として放送され、2020年4月から動画配信サービス「Paravi」でレギュラー配信がスタート。2021年4月には地上波番組として毎週日曜13時からの30分番組として放送されてきたが、4月28日からは金曜20時のゴールデン番組へと昇格を果たした。

「9人全員で出られる、それもTBSのゴールデンにまで上り詰めた番組ですからね。『それスノ』がさらに話題の番組になっていけば、Snow ManはSMAPに、『それスノ』は『SMAP×SMAP(スマスマ)』(フジテレビ系)になることができるとも言われているほど。

 まだまだ『スマスマ』ほどの影響力はないですし、メンバーがあまりにも忙しいためスケジュールを確保するのが難しく、週によって内容がいまいちのときもありますが、9人の結束力が非常に強いSnow Manメンバーにも、『それスノ』を『スマスマ』のような国民的な番組にしていきたいという思いがあるのではないでしょうか」(前同)

 テレビ各局が重視する13歳から49歳までのコア視聴率も好調で、8月11日の『それスノ』2時間SPもコア3.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、同時間帯の番組でトップだったという。

「多くの視聴者も番組に期待を寄せていますし、実際に若年層も見ているということ。Snow Manは番組を愛してくれるファンを増やし、その期待に応えていきたいと強く思っているのではないでしょうか。だからこその、“ジャニーズ残留”宣言だと感じられますよね」(同)

 8月25日の『それスノ』には、Snow Manの先輩、二宮和也(40)が初登場するという。先輩の力も借りてグレードアップしていく同番組。果たして今後、Snow Manは国民的グループに、『それスノ』は『スマスマ』のような国民的番組に成長を遂げることはできるのだろうか!?