■4月クールの月10では「天海祐希&松下洸平」がバディに
1月24日には、フジテレビが4月から火曜午後11時からの30分が連続ドラマ枠にすることも明らかになった。ドラマの制作はカンテレが手掛け、現在同枠で放送中の『セブンルール』は3月いっぱいで終了する。
草なぎの『罠の戦争』が絶好調ということもあり、ドラマで勢いによるカンテレ制作の月10ドラマも、ますます注目を集めていくはずだ。
「『罠の戦争』のあと、4月クールには天海祐希さん(55)が主演、松下洸平さん(35)が相手役を務めるドラマがスタートします。柚月裕子氏(54)の同名小説が原作の探偵モノだという話ですね」(前出の制作会社関係者)
柚月氏といえば、役所広司(67)や松坂桃李(34)が主演を務めた映画『孤狼の血』シリーズの原作小説で「第69回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)」を受賞。
4月の“月10”ドラマの原作と見られる小説『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社)は、不祥事で弁護士資格を剥奪された上水流涼子(かみづる・りょうこ)が、IQ140という頭脳明晰な貴山伸彦を助手に探偵エージェンシーを運営。2人がバディを組んで、欲にまみれた人物たちの難題を解決していく極上痛快エンターテインメント。
著者の柚月氏は同作について「“いままで発表した小説の中で一番エンターテインメント色が強い作品”だと思っています」とコメントしている。
■天海祐希のキャリアを代表する作品になる!?
前出の制作会社関係者が続ける。
「天海さんが上水流を、松下さんが貴山を演じるんでしょうね。カッコよくて美しい上水流は天海さんのハマり役になりそうですよね。そしてタッグを組むのは『最愛』や『アトムの童』(ともにTBS系)など、出れば話題作になるのは間違いナシとも言われる松下さん。
4月の月10は天海さんのキャリアを代表するような新たなドラマシリーズになっていく可能性もありそうです。そうなってくると、心配なのが同じ4月クールに月9枠でスタートする木村拓哉さん(50)の『風間公親 教場0』(フジテレビ系)ですよね……」