■9月意向の岸の動向で、ジャニーズとTOBEの関係が浮き彫りに

 平野、神宮寺、岸といったキンプリ脱退組は事務所との間で処遇面を巡って対立したとも報じられており、ジュリー社長との間には軋轢があると見られる。そんな岸は退所後、TOBEへの合流が濃厚視されている。ジャニーズ事務所の9月以降の岸への扱いが、ジャニーズ事務所とTOBEの今後の関係を占う上で重要になると見るのは前出のワイドショー関係者だ。

「退所直前に岸さんがメディアで活躍したら、今後の活動に向けていい助走になってしまう。それをジャニーズが許容するなら、ジャニーズはTOBEをそこまで脅威に思っていないとも言えるでしょう。

 逆に、9月に入って岸さんが干され始めたら、TOBEの勢いを削ごうというジャニーズ側の思惑が透けて見える。裏を返せば、TOBEを恐れている証拠とも言える。岸さんへの扱い次第で、ジャニーズ事務所とTOBEの関係性が浮き彫りになりそうです」

 ジャニーズ事務所の存在が業界内で大きすぎるがゆえに、かつての“辞めジャニ”は活動の場が限られてしまう現実があった。しかし、時代は変わり、現在はジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題などもありジャニーズ事務所の力も減退しているとされる。

“辞めジャニ”でも活躍しやすい芸能界になってきているのかどうか──岸が受ける処遇次第でその答えが出ることになりそうだ。