■“脱滝沢”すすめる井ノ原が看過できない「ノー報告」

「滝沢氏の後任となった井ノ原さんと同じグループだった三宅さんがTOBEに合流するのだから、滝沢氏から井ノ原さんへ何らか連絡があってもおかしくはない。芸歴的にも井ノ原さんは滝沢氏の先輩ですからね。

 しかし、引き継ぎがなかったのと同様に、三宅さんについても何の報告もなかったわけで、井ノ原さんとしても滝沢氏に対する不信感は募るばかりでしょう。そうした不義理があったことも考えると、井ノ原さんが現状のジャニーズJr.の運営方針において“脱滝沢”に進むのは当然の流れと言えそうです」(前出の芸能プロ関係者)

 井ノ原社長就任後のジャニーズアイランドでは、滝沢体制時代からさらにネット戦略を進めている。5月27日にはジャニーズJr.の公式X(ツイッター)のアカウントが開設、さらに6月29日には公式TikTokのアカウントが開設された。

「ネット上でバズることを意識するなら、SNSを活用しない手はない。井ノ原体制ではやっとSNS重視路線を強化していて、実際に個性的なロングヘアーで話題のジャニーズJr.の伯井太陽くん(12)のダンス動画はTikTokで1000万再生と大きくバズるなど、効果も出てきている。

 井ノ原さんが滝沢氏に負けじと躍起になっているのは明らかです。早くからネット戦略を意識し、TOBEファミリーではLINEアカウントも開設するなどSNSを活用し、先日IMP.を配信デビューさせた滝沢氏と、全面戦争状態に入ったといえそうです」(スポーツ紙記者)

 さまざまな部分でバチバチぶりがのぞく滝沢氏と井ノ原。今後、ジャニーズ事務所とTOBEとの戦いも激しくなっていきそうだ。