■「ジャニーさんごめんねー! 目標届かなかった!」

 前出のワイドショー関係者は話す。

「平野さんは、ダンスや歌を極めていくこと、そして何より、キンプリを海外でも通用するグループにして、海外で活躍することを本気で目指していました。退所前最後につづった公式ブログでは、“ジャニーさんごめんねー! 目標届かなかった!”と、創設者で平野さんのスター性を見出したジャニー喜多川氏(享年87)に対して謝っていましたよね。

 一方で、ビジネスの都合で仕方ないとはいえ、現社長の藤島ジュリー景子氏は、違う方向を目指していることで知られています」

 ジュリー氏は、舞台を大事にしてきたジャニー氏と比べるとドラマや映画、映像作品を重視していると言われている。実際にジュリー派であるTOKIOはテレビの仕事が多く、キンプリについても、高橋海人(24)は4月クールのドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)、永瀬廉(24)も4月期の連ドラ『ラストマンー全盲の捜査官-』(TBS系)や11月10日公開の主演映画『法廷遊戯』などなど、事務所に残った2人は映像系の仕事のオファーが多い。

「平野さんは役者としても高い演技力を誇り人気もありましたが、本人は俳優業に積極的ではなかったといいます。退所前最後の主演ドラマだった『クロサギ』(TBS系)についても、引き受けた理由は“憧れの先輩である山下智久(38)が2006年に演じた作品のリブートだから”だともっぱらでした」(前同)

 しかし、平野の思いとは裏腹に、個人でもグループでも、映像系を中心に国内での仕事は増えるばかりで海外に挑戦する余裕はなかった。