■ジャニーズ事務所も「安全」ではなかった!?

 坂口健太郎(32)が主演を務めた今年4月クールの連ドラ『Dr.チョコレート』(日本テレビ系)についても、“当初、主演には平野が内定していたがジャニーズを退所したため坂口に変更になった”と、一部で報じられている。

「2022年11月10日発売の『週刊文春』(文藝春秋)の記事では、“グループの方針についてジュリー氏に直談判しようとしたがジュリー氏がしっかり取り合ってくれなかった”という確執を感じさせる報道もありましたね。

 そして、ジャニーズ事務所は、デビュー前のJr.でさえ多くの仕事に恵まれているあまりにも“大きな船”。退所した香取慎吾さん(46)が“テレビで歌を歌えるのが当たり前だと思っていた”と語っていましたが、退所者からそういった話が出ることも珍しくありません。

 ジャニーズという巨大船に乗っていけば安泰――と多くの人は思うのですが、それに平野さんは強い疑問を感じていたのかもしれません。“安全な道なんてスーパーつまらないでしょ”と……。そして事実、ジャニーズは現在、決して安泰と言えない事態になっていますからね……」(前出のワイドショー関係者)

 今年に入ってからジャニーズ事務所は、ジャニー氏が過去に行なっていたタレントへの加害が本格的に取り上げられ、ついに国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会のメンバーが被害者救済に向けた対応を政府に求めるまでに発展。国際問題となっている。

「現在の所属タレントに罪はないとはいえ、たとえば8月26、27日放送の『24時間テレビ』(日本テレビ系)になにわ男子がメインパーソナリティーに起用されていることについても、いまだにバッシングの声は多い。

 ジュリー氏と平野さんは方向性の違いから反りが合わなかったというところはありそうですが、現在のジャニーズ事務所は、平野さんの言葉“安全ってほんとに安全なの?”のような状況になってきていますよね……」(前同)

 キンプリとジャニーズを辞め、滝沢秀明氏(41)が立ち上げた「TOBE」に神宮寺と合流した平野。「自分のやりたい道」をこれから見せてくれるのだろう。