■母親と祖母の愛で育ってきた平野

 平野家は莉玖の誕生後に離婚し、平野がキンプリとしてデビューした2018年ごろに再婚するまで、母子家庭だったことで知られている。平野がヒザを痛めてダンス生命が危ぶまれた際は、家計が苦しいのに手術費用を捻出したり、アレルギー体質の平野のために食事に気を遣ったり、深い愛情を持って平野は育てられており、それだけに平野は母親を第一に考えて行動していることが、たびたび報じられてきた。

 また、平野の祖母は平野が上京してから2018年ごろまで東京で平野と二人暮らしをしており、

《僕の上京と同じタイミングで、親の仕事の都合で家族みんなで上京するはずだったのですが、親がいろいろと事情があって来れなくなって、おばあちゃんだけ来てもらうことになったんです》

 と、デビュー年の2018年に『メレンゲの気持ち』(フジテレビ系)で平野は明かしていた。なお、その後のインタビューから、2020年3月までに祖母は名古屋へ戻ったことが判明している。デビューのタイミングで、独り立ちをしたのかもしれない。

「平野さんが『メレンゲの気持ち』で語った“親がいろいろと事情があって”というのは、平野さんの母親が脳腫瘍を患い、名古屋で入院することになったことだと考えられます。平野さんは手術に立ち会おうとしたのを、母親が説得して東京に送り出したと言いますね……。

 そんな背景もあるだけに、平野さんの母、そして家族に対する思いはとんでもなく強い。今後は、名古屋で家族を大切にしつつ、TOBEと力を合わせて、世界進出を目標に芸能活動を続けていくのではないでしょうか」(前出のワイドショー関係者)

 七夕に個人事務所を立ち上げた平野。名古屋から世界へ――大きく羽ばたく日は近いのかもしれない。