■手術をすれば復帰まで1年間が必要で……
連日の試合出場には、想像以上の負担があると小林さんは苦笑交じりに話す。
「僕は現役時代、勝ちパターンで最終回を任される抑え投手としての登板が主でした。最大6連投がありましたが、さすがに6日目は体が重たい。勝ち試合を任されてはいましたが、6連投目は打たれても仕方ないと思っていましたよ」
世界最高峰でトップアスリートがしのぎを削るメジャーリーグ。大谷選手の心身に負担がかかっていたのは想像に難くない。大谷選手は2018年のシーズン中にも右ひじ靭帯を損傷しており、オフシーズンには再建手術を受けている。再度、右ひじにメスを入れるとなれば2度目の手術だ。復帰まではどれほどの時間を要するのか。
「早くて1年でしょうね。シーズンを早く切り上げて手術をするのも一つの手ですが、ホームラン王争いがかかわっている。ただし、バットを振る上で今回の怪我の影響が全くないとは思えない。試合に出場する以上、アクシデントはつきものですし、怪我が悪化しなければ良いなと思います」(前同)
日本球界の宝にして英雄とも言える存在となった大谷選手。一日も早い回復をファンは心待ちにしている。