創業者のジャニー喜多川氏（享年８７）の加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が９月７日に会見を行なうことが８月３１日、明らかになった。

　同社は《弊社創業者である故ジャニー喜多川の性加害問題に関しまして、「外部専門家による再発防止特別チーム」による、調査結果報告書を受領いたしました。つきましては、本件に関する弊社の今後の対応につきましてご説明させていただきたく、お知らせ申し上げます》と発表した。

　８月２９日、ジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」（座長・林真琴前検事総長）が都内で会見を行ない、「１９７０年代前半から２０１０年代半ばまでの長期間にわたり、多数のジャニーズＪｒ．に対し、広範に性加害を繰り返していたことが認められました」と報告。

　問題の背景として１９６２年の創業からジャニー氏、ジャニー氏の姉のメリー喜多川元会長（享年９３）、現在の社長である藤島ジュリー景子氏（５７）へと続く“同族経営”の弊害を指摘。

「ジュリー氏がトップのままでは、今後社員や職員の意識を根底から変えて再出発することは極めて困難と考える。ジャニーズ事務所が解体的出直しをするため、経営トップたる代表取締役社長を交代する必要がある。ジュリー氏の代表取締役社長の辞任を求める」と、ジュリー氏への“辞任勧告”を行なったのだ。

■ジャニーズ事務所顧問が「新社長」を匂わせ!?

　ワイドショー関係者は話す。

「辞任勧告までありましたからね。ジュリー氏の社長退任は既定路線です。ジュリー氏は“精神的に追い詰められており、人前に出るような状態ではない”と報じられていますが、本人も退任したがっているとも聞こえてきています」

　そんななか、ジャニーズ事務所の今後のキーマンになるであろう人物が、８月３１日配信の『現代ビジネス』の直撃取材に対し、次期社長が誰になるのか示唆している。

　その人物というのがソニーミュージック出身で現在はジャニーズ事務所の顧問を務める竹中幸平氏だ。

「ソニーが所有していた乃木坂ビルを購入し、ジャニーズ事務所本社にするなど、両社の関係は深く、すでに多くのソニー出身者がジャニーズ事務所に出向していて、経営にも関わっていますからね」（前同）