■TOBEとABEMA双方に大きなメリットがある

 スポーツ紙記者は、「TOBE」とABEMAの可能性を指摘する。

「TOBEには、元King&Prince(キンプリ)の平野紫耀さん(26)と神宮寺勇太さん(25)ら、ジャニーズ事務所に所属していたタレントが合流しています。しかし、本格的に芸能活動を再開しているわけではなく、地上波に出るにはまだきっかけがない。

 そんななか、『新しい地図』を起用したという実績もあるABEMAなら可能性は十分。TOBEは、SNSや配信などネット展開に力を入れており、YouTubeチャンネルも持っていますが、やはり興味をもってくれる人を増やすための施策が重要。そのため、ネット、配信番組への進出にも関心が高い」

 ただABEMAとしても、「新しい地図」の時とは情勢が違うのは確かだ。

「16年4月にローンチしたばかりのABEMAにとって、17年11月に放送された『72時間ホンネテレビ』は話題作りとして魅力があった。現に番組も藤田社長の鶴の一声で始まっています。そのため、力の入れようも十二分。地上波で『SMAP×SMAP』などSMAPの番組を多く手掛けた、放送作家の鈴木おさむ氏(51)も関わりました。

 一方、ネット番組を取り巻く環境も変わってきている。たとえ元キンプリといえども、いきなり番組を作るというわけにはいかないでしょう。しかし、まずは現場からということで10月からリニューアルされる『ななにー』の目玉として、平野さんらと共演する可能性は十分にあるでしょうね。

 滝沢さんとIさんが極秘会談を重ねているなら、かなり具体的な話し合いをしているのでしょう。ファン層が違うので、コンサートなどでの共演よりも、広い層に届けることができる“番組”での方が現実的。平野さんたちのABEMAの新しい地図の番組への出演は、かなり煮詰まった段階に来ているのかもしれませんね」(前同)

 ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題で、藤島ジュリー景子社長(57)は辞任の意向を示しているという。揺れるジャニーズ事務所をよそに、“辞めジャニ”たちは、着々と足場を固めている。平野・神宮寺と新しい地図が共演すれば、大きな話題になるのは間違いないだろう。その日は迫ってきている!?