毎回視聴者を驚かせる予想外の展開が続き、今期のドラマでもっとも話題を集めているTBS日曜劇場『VIVANT』(21時~)。オリジナル脚本を基に、豪華キャスティングで描かれた本作は、役柄やストーリーを事前に一切明かさない手法も功を奏し、SNSでは各話ごとに“考察まつり”となっている。
7月16日に放送された第1話こそ、平均世帯視聴率11.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)で、ワンクール前に放送された福山雅治(54)主演『ラストマン-全盲の捜査官-』初回平均世帯視聴率14.7%に届かなかったもののその後、数字は右肩上がりに。8月20日放送された第6話は14.3%をマーク。8月27日放送の第7話も世帯視聴率14.1%と好調をキープし続けているのだ。
ただし、絡み合うストーリーと人間模様は、伏線回収や今後の展開を予測する楽しみがある一方で、裏を返せば“最初から見ていないと追いつきにくい”と思わせるリスクがある。
「もちろん、TBSとしてそれは絶対に避けたい。視聴率アップのためには、これまで見ていない人にも気になってもらい、途中からでも見てもらうことが必須です。そのため、これまでにもSNSでこまめに裏話を披露するほか、番宣として、さまざまな出演陣をバラエティ番組や情報番組に露出させていますが、9月はそれがより活発になります」(TBS関係者)
最終回は9月17日だと見られている。それに向けて、TBSはますます番宣を強化するという。
「そもそもTBSは、番宣として使いやすい番組がたくさんある。たとえば情報番組は、『THE TIME,』『ラヴィット!』『ひるおび』『王様のブランチ』『サンデージャポン』など。バラエティやトーク番組にも『ジョブチューン』『櫻井・有吉THE夜会』『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』『A-Studio+』等、多数。
8月25日には二宮和也さん(40)が、ジャニーズ事務所の後輩であるSnow Manの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』に番宣を兼ねて顔を出しています。さらに、視聴者を置いてけぼりにしない、新規視聴者を獲得したいという狙いではダイジェスト版を作るのが手っ取り早く効果的ですよね」(前同)