■3県ブレンドの「創作方言」が視聴者から総スカン!

『新・信長公記』の場合、「SFと戦国武将を組み合わせた世界観が荒唐無稽すぎてついていけなかった」というのが不人気の主な理由だったと考えられている。

 では、『夕暮れ~』の場合は主にどこが問題なのか?

「1つは、広瀬さん演じる主人公の浅葱空豆(あさぎ・そらまめ)です。“宮崎の片田舎から婚約者を追って上京してきた”という設定なんですが、とにかく方言がキツすぎて何を言っているのか分からない場面が非常に多い。

 また、“都会の噴水で顔を洗う”、“レストランで足を拭く”など、天真爛漫を通り越して非常識すぎる空豆のキャラにも批判の声が出ています。もちろん、後々の展開を考えて、キャラクターが極端に作られているのでしょうが……」(前出の女性誌編集者)

 特に、空豆の「方言」には、設定の根幹から疑問の声が出ているという。

「方言はキャラクターに分かりやすい個性をつけられるし、実在する方言なら仕方ないとも言えます。しかし、『夕暮れ~』の場合は番組用に作られた架空の方言。そのため、“無い方言使うとか意味わからない”や“田舎者を馬鹿にしすぎ”といった不満の声も聞こえてきています。

 ちなみに、広瀬さんの天真爛漫さ、永瀬さんとの少々近く感じる距離感から、一部のキンプリファンは広瀬さんに憤りをもっていますね」(前同)

■視聴者から不満の声が殺到している

 脚本担当の北川悦吏子氏(61)は制作発表会見にて、

「実は宮崎と、鹿児島と、長崎、この3県の方言をブレンドして作っているんです」

「空豆を九州出身にしたくて全部の言葉を聞いてみたんですが、ピンとくるものがなかった」

 と話し、こう続けていた。

「ブレンドしようと思い付き、おばあちゃんが長崎、おじいちゃんが宮崎出身という設定にして“空豆語”を作りました。なので、『こんな言葉ないじゃん!』って怒らないでください」

 脚本家のこだわり。これが現状、視聴者にはなかなか受け入れられていないようだ。

《それぞれをかいつまんだ方言になってて、広瀬すずが話すたびに内容が入ってこない今迄で一番酷い。方言監修入ってないのかな》
《広瀬すずだしと思って観たけど、、なんかイマイチだなこのドラマ。。方言があからさま過ぎて何言ってるかわからんし…。。》
《田舎者は噴水で顔を洗わないし人との待ち合わせで足だしてタオルで拭かないし馬鹿にしすぎて不快。脚本家の認識弱すぎ。広瀬すずの演技力でなんとか保っているし永瀬廉の演技が上手く受け止めている》

 といった不満の声がSNSに多く寄せられている。