俳優の水谷豊(71)が主演を務める国民的ドラマシリーズ『相棒』(テレビ朝日)。8月31日、最新となる「season22」(水曜・21時~)が、10月からスタートすることが発表された。

 水谷演じる警視庁特命係・杉下右京と相棒刑事によるコンビの活躍を描いた同シリーズ。相棒役には2000年の初代放送時に相方・亀山薫として抜擢され、22年に放送された『season21』で14年ぶりに5代目相棒としてカムバックした寺脇康文(61)が続投する。

『相棒』は23年1月の放送を持って400放送回を突破したが、“長寿記録”を更新し続けることになった。水谷は7月には『水谷豊 自伝』(新潮社)を刊行したことから、引退説もささやかれたが、そんな気はさらさらないようだ。

「以前、水谷さんは周囲に冗談とも本気とも取れる感じで、“相棒は70歳で定年です”と、引退を示唆していました。なので、71歳で迎えた22年放送の『season21』が最終章になるかと思われましたが、まさかの続編制作。終了説を一蹴しました。

 とはいえ、キリがいいところで幕引きするなら、ちょうど70歳を迎えた21年10月期の『season20』で終わらせていたはず。水谷さんの中で心変わりがあったようです。シリーズ続行はファンにとっては喜ばしいことでしょうが、放送するテレ朝サイドとしては今回、視聴率に関してはかなり危機感を持っています」(テレ朝関係者)

 2000年に『土曜ワイド劇場』の単発ドラマとしてスタートした『相棒』だが、高視聴率を連発し02年からは連続ドラマ化。通常の放送回でも平均世帯視聴率が20%超えを記録するほどの人気シリーズとなり、水谷の代表作にもなった。