■続編、最後に期待される隠し玉の“大物俳優”

 仮に続編が制作されるとしても、連続ドラマという形式に限らないとの声も聞こえてくる。

「TBSの動画配信サービス『Paravi』は、今年6月からU−NEXT内に組み込まれました。U−NEXTの契約者を増やすためのキラーコンテンツが『VIVANT』だったというわけです。

 U−NEXT限定配信のスピンオフドラマでの制作可能性や、U−NEXT限定の“配信映画”という形もありうる。地上波での連ドラだけではない形での展開も視野に入れているのは間違いないでしょう」(前出の制作会社関係者)

 また『VIVANT』は、13年と20年に放送された『半沢直樹』や15年と18年に放送された『下町ロケット』などを手掛けたTBSの福澤克雄監督(59)の集大成とも言える作品だ。過去の福澤組に登場した主役級の俳優が大集結しているが、名前が上がっていない超重要人物が残っている。

「それは、『華麗なる一族』(07年)や『南極大陸』(11年)で福澤組を経験している木村拓哉さん(50)です。何らかの形で木村拓哉さんが『VIVANT』に絡んでくるのではないかと、一部で噂され始めているんですよね。

 最終回で、カメオ出演的にチョロっと出てくるパターンもあり得ますし、続編に重要な役柄で登場するかもしれない。日本のドラマ史に刻まれる大作である『VIVANT』における“最後のピース”として、木村さんの登場が大いに期待されているわけです。

 そしてやはり、福澤監督が『VIVANT』に関してずっと言っている“海外展開”がどうなるか、ですよね。福澤監督は今回、“世界に向けて投げかけたいドラマにしたい”と明確に言っています。それは、やはり映画として海外に打って出るのか、U−NEXTへの配信がありますが、海外展開ができる大手配信と特別な形で手を組むのか――世界に名が知れた俳優陣、世界的でも人気がある声優出演者、元力士役者、神社、日本刀、自衛隊の謎の組織・別班……『VIVANT』は世界に刺さる要素が目白押しです。

 ここ数年、韓国ドラマにクオリティの面で押されっぱなしの日本ドラマの復活のためにも、木村さんの出演含めて、さらなる大サプライズを実現してほしいところです」(前同)

 クライマックスに向けて、さらに盛り上がりそうな『VIVANT』。今後の展開から、ますます目が離せない。