ジャニーズ事務所の新社長に東山紀之(56)が就任し、9月7日午後14時から都内で行なわれるジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を巡る会見に出席することが明らかになったと、複数のスポーツ紙が報じた。

 8月29日、同社が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」(座長・林真琴前検事総長)が都内で会見を行なって、長年にわたって性加害が行なわれていたと認定。藤島ジュリー景子社長(57)にも辞任勧告を行なった。

 この指摘を受け、ジュリー氏は社長から退任。代わって東山が新社長に就任する。会見では後任として、加害の事実の認定や、被害者救済に向けた具体策、新体制の詳細などを自らの口で説明する見込み。

 7日の日刊スポーツでは、東山は1979年から44年にわたって所属した“長男坊”としての責任を果たすべく、社長就任を決意したと伝えている。

 10月8日より東京・PARCO劇場で上演予定の主演舞台『チョコレートドーナツ』やレギュラー番組もあり、社長とタレントの二足のわらじを履くこととなるが、周囲にはタレント引退も辞さないとする覚悟も伝えているという。

■9月10日の『サンデーLIVE!!』には出演せず!?

 制作会社関係者はこう話す。

「気になるのは東山さんがMCとして出演する朝の報道・報道番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)ですよね。まず、会見から3日後となる9月10日の生放送に出演するかどうか。ただ、やはり10日の番組には生出演しないようです。そして、ビデオメッセージなどを出して、そのまま番組を降板する可能性もありそうだと……」

 報道、情報番組などでは、たとえば、スポンサー企業の不祥事があった場合、報じる際の立ち位置を守るために、その回だけスポンサーを降りてもらい、公共広告などに差し替えることもあるという。

「今回のジャニー氏がらみのニュースがあるときも、キャスターという立場でジャニーズタレントが出演するのは、本来はあまりよろしくない。その回だけ休んでも責められないものです。

 ただ、ジャニーズの社長に就任するとなると今後は番組を降板するしかないでしょう。ジャーナリズムの観点から見ても、芸能プロダクションの意思決定に関与する代表が、公平中立が必要な報道機関でしゃべるというのは常識的に考えてあり得ないことですからね」(前同)