「今年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)は視聴率的にも募金額的にも、結果を残すことができず、日テレ内もお通夜状態ですよ……」(制作会社関係者)

 8月26日と27日に放送された『24時間テレビ』の平均世帯視聴率は11.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は6.6%だった。世帯は全46回中で歴代35位タイ。個人は1997年以降27回中で歴代25位だった。

 また、放送終了時点の募金総額は2億2223万8290円だった。これは、2022年放送終了時点の3億1819万4209円から約1億円減の大幅ダウンとなった。

「今年のメインパーソナリティーを務めたのはなにわ男子で、放送直前にはメンバーの西畑大吾さん(26)の熱愛スキャンダルも報じられてしまいました。ただ、それ以上に悪影響をもたらしたのは、ジャニーズ事務所への逆風ですよね」(前同)

 ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を巡って、8月29日にジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」(座長・林真琴前検事総長)が都内で会見を行なって、長年にわたって性加害が行なわれていたと認定。藤島ジュリー景子社長(57)にも辞任勧告を行なった。

 これを受け、同社は9月7日に会見を実施。会見にはジュリー氏、東山紀之(56)、井ノ原快彦(47)と顧問弁護士が出席。ジュリー氏が社長から退任し、新社長に東山が就任すること、さらに年内をもって表舞台から引退することを発表した。そして、ジャニーズ事務所はジャニー氏の性加害を初めて認めたのだ。

 また、ジュリー氏は社長から退任するものの、株式を100%保有したまま代表取締役として残ることも明らかになった。