■出演陣は絶好調!

 主人公の2人だけでなく、まわりの友人たちにも批判の声が寄せられていて、演じているキャスト陣に悪い影響が出そうなほどだが――。

「これは脚本と演出に対するツッコミなので、演者には影響ないでしょう。むしろ、萩原利久は今作をステップに、ネクストブレイクが期待されています。ツッコミ投稿に混じる萩原称賛ツイートは、他の俳優に比べて量が多く、支持の厚さを感じます。批判の声が多いながら配信での数字が好調だったのは、萩原ファンの支えが大きかったと思います。

 また、萩原は、映画『ミステリと言う勿れ』がまもなく公開される菅田将暉と同じ大手芸能プロダクション・トップコート所属。これまでGP帯のメインキャストは未経験で、同事務所のゴリ押し感が匂いますが、後半は修の不器用な誠実さをうまく演じていました」(ドラマライター/ヤマカワ)

 10月期ドラマでも、萩原はカンテレ制作のドラマ『たとえあなたを忘れても』(テレビ朝日系、日曜夜10時)で、多彩な演技で人気を集めている若手女優・堀田真由(25)と共演する。記憶を失ってしまう障害である“解離性健忘症”の青年という難しい役柄で、今作に続いて注目されそうだ。

「無期限休業状態から復帰した、神尾楓珠も10月期ドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系、木曜夜10時)で、多部未華子松下洸平とともに4人が主役級となる“クアトロ主演”の1人だという情報があります。昨年10月期の人気ドラマ『silent』(フジテレビ系)のスタッフが手掛けるという注目作です。『真夏の~』ではキャラ的に不満の声が多く出ましたが、演技力には定評のある神尾ですから、『いちばん~』で完全復活となるでしょう」(前同)

 ツッコミドラマながら、本作は演者にとっては大きなステップになっているようだ。残り2話の展開以上に、彼らの今後の新作に期待したい。