■競合グループは「出演NG」背景にあったシンプルな理由

 しかし、そのあおりを受ける形で、インパクトのある映像がファンへと突き付けられる事態になってしまったという。

が活動休止前の2020年11月6日、NiziUらのプロデューサーとして知られるJ.Y.Park氏(51)が手掛けるStrayKidsが『Mステ』へと初出演。嵐がトリで、その前にStrayKidsがパフォーマンスを行なったが、ダンスのレベルがあまりに段違いだったんです」(テレ朝関係者)

 司会のタモリ(78)が番組終了後「凄いな……」と漏らせば、共演者たちも一様に目を丸くしていたという。それは、StrayKidsが凄いのだが、続けてのパフォーマンスとなるとどうしても比べるように見られてしまい、その差は歴然――。前出のテレ朝関係者は続ける。

「StrayKidsに比べたら、嵐の振り付け技術やスピードは、もはやラジオ体操といったレベル。もちろん、ダンスの種類が違うので比べられるのも酷ですが、並びが並びだったために……。芸能関係者からは“嵐は赤っ恥をかいた”という声もありましたね。

 その後、メリー氏は競合グループである韓流アイドルグループとパフォーマンスのレベルを比較されることを危惧して、“圧力”を掛けるようになったといわれています。『Mステ』から韓流グループが締め出された背景にあるのは、あまりにシンプルな理由、“実力差”ということですね」

 創業者一族が所属グループへと注いだ愛。その愛は“圧力”と呼ばれてしまうものとなり、それをきっかけに関係先には大きな忖度が発生。結果、今日の“いびつ”なジャニーズ帝国が出来上がってしまったのかもしれない――。