【以下、『VIVANT』第9話までのネタバレを含みます】
いよいよ残すところあと1話となった、堺雅人(49)主演の連続ドラマ『VIVANT』(TBS系)。9月10日放送の第9話では、公式X(ツイッター)も「キーアイテム」(7月11日投稿)としていた赤飯がまたしても登場し、意味深な描写に注目が集まっている。同ドラマでの赤飯の登場は3度目である。
『VIVANT』は、自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である乃木憂助(堺)を主人公に描かれる、『半沢直樹』で演出を務めたTBSの福澤克雄氏が原作・監督を手掛けるオリジナルドラマ。
第9話では、乃木の実父で謎の組織「テント」の創設者であるノゴーン・ベキ(役所広司/67)、血の繋がりはないがベキにとって憂助に並ぶ大事な“息子”であるノコル(二宮和也/40)が、“一家団らん”を過ごした。
第9話で乃木はベキの側近バトラカ(林泰文/51)の提案で、ベキに自身の好物である赤飯を振舞った。ベキは40年ぶりの故郷の味を「つくづく私も日本人だな」と感慨深く味わっていた一方、バルカ育ちで赤飯を食べたことのないノコルは渋々口に運び、ちょっとだけ味わってから「不味い、不味い」と、ふて腐れた態度で雑に机に皿を置いた。
「ベキに0歳の頃から育てられてきたノコルにとって、突然“実の息子”としてしゃしゃり出てきた乃木は、面白くない存在です。そのため、乃木が用意した赤飯が美味かろうが不味かろうが、態度が悪いのは自然なことですよね。
ただ非常に気になる点は、この赤飯を食べた際の、ノコルの何かに気づいたような微妙な表情が、以前から視聴者に疑われていたWHI(世界医療機構)の医師・柚木薫(二階堂ふみ/28)と重なる部分がある、ということです」(テレビ誌編集者=以下同)
ベキが美味しそうに赤飯を食べる姿に「赤飯を食べて喜んでいた知人」として、乃木は薫の姿を思い出し笑みを浮かべていた。
しかし、第2話・第7話で薫が赤飯を食べた際は、どちらも顔をしかめていて食べ慣れていないかのような表情をしていたため、視聴者の間では“薫は日本人だけど実は赤飯を食べ慣れてないのでは?”と疑われているのだ。8月30日に発売された公式ノベライズ版(扶桑社)でも、第2話の赤飯のシーンに意味深な薫の発言部分の“加筆”があった。
今回の赤飯のシーンについて、
《乃木さんの回想は無視して申し訳ないけど、ノコルと薫が赤飯を食べたリアクションは同じだよ…》
《赤飯を初めて食べたノコルと同じ反応だったってことは…》
《ノコルと薫の赤飯食べた時の反応が似ている。薫のその後のセリフはわざとらしすぎる》
と、あらためて薫に対する疑いの声は強まっている。