9月14日、中村倫也(36)主演の木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系、午後9時)の最終話が放送される。7日に放送された第8話では、カルト教団に関する考察が熱を帯び、 平均世帯視聴率が10.1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、ラスト目前で初回以来の2ケタに到達した。

 第8話の内容は以下。太郎(中村倫也)たちが東京から戻ると、なぜかハヤブサ地区が多くの人でにぎわっている。彼らは単なる観光客ではなく、アビゲイル教団の信者たちであることは明白。すでにハヤブサ地区の空き家に多数の信者が入居をはじめており、その浸食の速さに消防団のメンバーは驚がくする。

 そんな中、太郎の家に突然、ハヤブサ地区に住む白髪の女性・映子(村岡希美/53)が現れ、そこに、映子を追ってきたかのように彩(川口春奈/28)が駆けつけて来る。久々に対面した彩に、太郎が「ぜんぶ嘘だったんですか」と問いかけると、彩は「嘘はつきたくなかった」と答える。

 続けて彩は、この家で聖母アビゲイルの写真を見たので、導かれたのかもしれないと告げ、自分たちの仲間になれば、太郎との何気ない毎日を続けることができると語った。そして、太郎の家にあった写真の美女は、聖母アビゲイルこと山原展子であり、ハヤブサ地区は展子の生誕の地であることが分かり……という展開。

 アビゲイル教団の狙いはハヤブサ地区の乗っ取りで、ラストに江西和尚(麿赤兒/80)が信者を歓迎するという意外な展開だったため、視聴者のX(ツイッター)上の反響は、《VIVANTの派手でスケールが大きい話も面白いんだけど、ハヤブサの日常が少しずつ変になっていく話にゾクゾクしてる》などと好評。