ジャニーズ事務所の会見から1週間が経過した――。
創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を巡って9月7日、ジャニーズ事務所が都内で会見を行なった。藤島ジュリー景子前社長(57)、東山紀之新社長(56)、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦(47)と顧問弁護士が出席した。
会見ではジュリー氏が社長から退任し、新社長に東山が就任。年内をもって表舞台から引退することを発表した。ジュリー氏は社長から退任するものの、株式を100%保有したまま代表取締役として残り、被害者の補償対応に当たることも明らかになった。
「4時間にも及ぶ会見でしたが、実は当初、井ノ原さんは会見に出席する予定ではなく、急遽、東山さんとジュリー氏から召集されたといいます。たしかに会見を見ていたら伝わってきましたが、東山さんは上手くしゃべることができなかったり、『ジャニーズ』の名称を残すと話したかと思えば、終盤には“検討の余地がある”と発言が二転三転することも。質問が自身のハラスメント疑惑に及ぶと、感情を露わにもし、イメージは良くなかった。
ジュリー氏もそもそも“表に出たくない”という人ですし、体裁のいい話をしたり、言葉を詰まらせたり、所属タレントのことになると涙を流す場面もありました。そして弁護士は自分の仕事に徹し、弁護士として質問に応じたり、フォローするだけ。
そんな状況でしたから、結果的に井ノ原さんがいて良かったという評価になっていますよね。もし彼があの場にいなかったら、ジャニーズ事務所のイメージはさらに落ちていたのではないでしょうか」(ワイドショー関係者)
■井ノ原がジャニーズJr.に贈った言葉
井ノ原は会見中、質問者の名前をメモして、名前を呼びかけながら質疑応答に応じていた。また、司会に指名されていないのに野次のように質問や意見をぶつける記者を何度もなだめつつ対応。自分がまだ答えていないのに司会者が次の質問に移りそうになると、軌道修正をして、しっかりと質問にも回答していた。
ジャニーズアイランド社長としてジャニーズJr.に接することも多い井ノ原だが、会見ではJr.たちに次のような言葉を伝えているとも明かしていた。
「何日も前からチケットを取って、高いお金を払って飛行機を取って、髪をセットして、お洒落をして来てくださるということを、イチからちゃんと考え直して、ステージに立ちましょうと言っております」