ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題は国連案件にまで発展。同社は9月7日に会見を行ない、藤島ジュリー景子氏(57)が社長を退任し、東山紀之(56)が新社長に就任すると発表。そしてジャニー氏の加害があったことも認めた。

 これを受け、所属タレントの広告起用を見直す企業が続出。これらの動きを受けてだろう、9月19日にはジャニーズ事務所が公式サイトを更新。この日、取締役会を開き、会社運営の大きな方向性に関わる検討を行なって方針を確認したと報告。

 9月20日付のサンケイスポーツなどによると、ジャニーズ事務所とは別会社を設立し、全所属タレント、社員を移籍させて再建を図るとみられている。10月2日に詳細が明かされる。

「ジャニーズタレントを使った新企画をやるというのは、考えられない状況になってしまいました。現在放送中のレギュラー番組や10月クールのドラマはやらざるを得ないですが、来年1月クール以降のドラマは、キャスティングや企画自体を再考する必要が出てきていますよね」(制作会社関係者)

■櫻井翔『大病院占拠』の続編に危機

 2024年1月クール以降に放送されるドラマの企画もすでに動いており、ジャニーズタレントを主演、メインキャストで起用する予定の作品も少なくないという。

「来年1月クール、日テレの土曜22時枠では、櫻井翔さん(41)が主演を務めた『大病院占拠』の続編を放送予定だと聞こえてきています」(前同)

 今年1月クールに放送された『大病院占拠』は、櫻井演じる刑事・武蔵三郎が謎の武装集団に占拠された総合病院で戦うタイムリミット・バトル・サスペンス作品であると同時に、ツッコミどころ満載のドラマとして好評を博した。

※画像は『大病院占拠』の公式X(ツイッター)『@dbs_ntv』より

 たとえば、アクションシーンが多いにもかかわらず、櫻井の動きがゆるい。その櫻井が演じる武蔵は、何度爆発に巻き込まれても怪我をしない。比嘉愛未(37)演じる妻の裕子を転落の危機から救ったが、どう見ても間に合っていなかったが、“腕がマンガのように伸びた”。さらにマスクをつけた鬼たちの正体が早い段階でバレバレなど、“ツッコミ待ち”としか思えない内容だったのだ。