■森本慎太郎のアツいメッセージ

 森本は『ドリボ』出演を一度は辞退したが、演出の堂本光一(41)に説得されて受けた経緯がある。その際には、渡辺と森本の『ドリボ』が観たいと、SixTONESメンバーの後押しもあったという。SixTONESは、ジェシーが『ビートルジュース』、高地が『星降る夜に出掛けよう』、京本が『シェルブールの雨傘』と、メンバーの舞台出演が相次いでいるが――。

「ここに来ての舞台挑戦は、自分たちの“エンタテイナー”としての実力を引き上げたいのではないでしょうか。デビューまで下積みが長かった彼らですから、生き残るには成長し続けることが必要だと感じているはず。ジャニー氏の加害問題でジャニーズ事務所に逆風が吹いていることもあり、なおさら地力をつけたいはずです」(芸能ライター)

 森本は、9月7日に行なわれた東山紀之新社長(56)たちの会見が物議を醸している中、『ドリボ』初日(9月9日)の会見で「複雑なとこはあるんですよ。でも僕たちがステージに立ってできることって、堂々とエンタメをお客さまに見てもらうこと。それで新体制ジャニーズを応援してもらえるかどうかだと思っている」と語った。この時期だからこそ、舞台にかける気持ちは特別なのだろう。

 ジャニーズタレントのCMの打ち切りが続き、今後は地上波番組でもスポンサーの意向で、レギュラー番組などを失ってしまう可能性はあるだろう。しかし、舞台は観客と直接向き合う場であり、テレビよりは影響は受けにくいはず。SixTONESメンバーが舞台に力を入れていく仕事の方向性は、正しいのかもしれない――。