NHK党のガーシー参院議員(51)の包囲網が日に日に狭まってきている――。

 2022年2月に突如としてYouTubeチャンネルを開設し、“暴露系YouTuber”として注目を集め、同年7月の参議院選挙にNHK党から出馬し、参議院議員となったガーシー氏。

 ところが初当選以来、一度も国会に出席していないことを受けて1月27日、参院の議院運営委員会の理事会で、与野党が、尾辻秀久参院議長(82)に国会出席を求める「招状」を出すよう求めることで一致した。

『FNNプライムオンライン』などによると、週明けの1月30日にも尾辻議長が招状を出す見通しだという。

 国会法124条では、議員が正当な理由なく国会召集日から7日以内に登院しないなどの場合、議長が招状を出し、招状を受け取ってから7日以内に出席しなければ、議長が懲罰委員会に付すとしている。

■懲罰について「勝手にしてくださいって感じ」と強気も……

 UAE・ドバイに滞在中のガーシー氏は、通常国会が召集された1月23日の登院は難しいものの、3月上旬に帰国して、国会に出席したいとする書面を提出。

 書面では「今月から来月はすでに各国要人との面会を含めた予定を入れてしまっているため、今月23日の国会開会日の登院は難しい。3月上旬に帰国し、国会へ出席したい」としている。

 しかし、参院はガーシー氏の海外渡航を認めていない。このままガーシー氏が欠席を続ければ、参院で懲罰が科される可能性が高いと見られている。

「ガーシー氏は『FNNプライムオンライン』の取材を受け、懲罰について“ドバイにいるんで勝手にしてくださいって感じ”と語りました。その参院の懲罰もそうですが、検察は何が何でもガーシー氏を逮捕するつもりで動いているといいます」(夕刊紙デスク)