■トップ俳優や実業家からの告訴状……

 ガーシー氏を巡っては、芸能人の暴露話をYouTubeや動画投稿サイトに発信した内容について、複数の著名人らが脅迫や名誉毀損に当たるとして告訴状を提出し、警視庁が受理して捜査を進めている。1月11日にはガーシー氏の関係者の自宅など数か所に、警視庁による家宅捜索が入った。

 同日、SNSでライブ配信を行なったガーシー氏は「俺は日本に帰ります。堂々とね、凱旋します」と宣言。また、翌12日にはインスタグラムを更新して「3月上旬に帰国する。国会に出席し、(警視庁の)事情聴取も受ける」とも語っていた。

 1月15日配信の『NEWSポストセブン』によると、告訴状を出したのは地上波の連ドラで主演を複数回務めたこともあるトップ俳優や実業家。さらにあるIT企業が法人として提出したとみられているという。

■「日本に降り立った瞬間」に即逮捕か

 前出の夕刊紙デスクが続ける。

「常習的脅迫、名誉毀損、威力業務妨害などの疑いで捜査を進めていますよね。国会議員には国会の会期中には逮捕されないという『不逮捕特権』があります。ただし、現行犯と逮捕許諾請求が認められた場合は、会期中でも逮捕が可能です。

 警視庁や検察は内閣や議会の許諾を得るよう水面下で準備を進めているそうで、ガーシー氏を乗せた飛行機が日本へ飛び立った瞬間にでも逮捕の条件をそろえ、日本の地に――それが羽田空港であれば――降り立った瞬間に即逮捕するつもりのようです。

 当然、その場にはマスコミも呼んでおいで、衆人環視のもと“お縄”になったガーシー氏が歩いてくる姿を撮らせて、日本全国に映像を流す――といったような見せしめのような逮捕を青写真として描いていると聞こえてきています」

 ガーシー氏や周囲の関係者も、当局の動向を注視していると言われているが――。

「当局の動きを察知して“やっぱり帰国しない”となったら、彼のパスポートを無効化してドバイに滞在できなくし、捜査官が現地まで行って逮捕するという計画もあるといいます。そこまで用意周到に準備を重ねているようで、帰国するにせよ、しないにせよ、絶対に逮捕するつもりのようですね」(前同)