■キムタク自身の“インスタ舌禍騒動”も関係か

 前出の制作会社関係者は続ける。

「『教場』では、神奈川県警本部が実際の撮影場所に使用されるなど、そのリアルさにも視聴者の注目は集まりました。この背景には、木村さん主演ドラマで絶対にコケるわけにはいかない、というフジテレビサイドの強い意志があったのです。

 過去のスペシャルドラマ版でも、舞台となる警察学校のロケ地には実在する大学の校舎や専門学校が使われている。当然、学校や県警本部は公共の施設ですし、世間の反応を気にせざるを得ない。

 今回は、ジャニー氏の問題で、悪い意味で大注目を集めるジャニーズ事務所所属タレントを主演に据えたドラマのロケ地に貸し出すのは……と、貸し渋るロケ地が出たそうなんです。ジャニー氏問題の余波がドラマのロケ地にも影響した形ですね」

 ジャニー氏による加害問題での“ジャニーズ離れ”。所属タレントが出演するドラマのロケ地選びにまでその影響が及ぶとは、事の深刻さは甚大だ。だが、その裏側には、木村自身の行動の影響もあるのでは、という指摘もある。

藤島ジュリー景子前社長や東山紀之新社長(56)が出席して行なわれた9月7日の会見後に、木村さんは自身のインスタグラム上で“show must go on”(一度始めたら最後まで続けなければならない)と生前のジャニー氏の座右の銘を敬礼ポーズ付きで投稿。”ここに来て事務所をかばうのか“と、大批判を浴びました。

 その後、木村さんは同投稿を削除しましたが、いまだに批判の声が上がっているほどで、あれはまずかったですよね……。ジャニーズ事務所の看板である木村さんが、ジャニー氏の問題に正面から向き合って、ジャニーズタレントを代表する形で自身の考えがしっかりと伝わるようにコメントを出すなどすれば、世間の反応も大きく違ったと思われますが……。その一件もやはり、今回の“ロケ地NG”話にリンクしていそうですよね……」(ワイドショー関係者)

 天下の木村拓哉のドラマ制作にも「NG」が出てしまう“ジャニーズ排除”の流れ。タレントに罪はないはずだが……この状況が収まる日は来るのだろうか――。