■平野の地上波歌番組出演で最もハードルが高い局は?
9月7日に、ジャニーズ事務所はジャニー氏の加害問題や、東山の社長就任などを報告する会見を開いた。
ところが、会見直後の放送となった9月10日の『サンデーLIVE!!』では東山が降板した理由を「ジャニーズ事務所の社長に就任されまして、番組降板の申し入れがありましたので、本日は私が務めさせていただきます。よろしくお願いいたします」と、これまでサブキャスターを担当していたテレビ朝日の野上慎平アナウンサー(39)が説明しただけで、ジャニーズ事務所の会見にいっさい触れることはなく、“完全スルー”したのだ。
「これには、テレ朝関係者も怒り心頭でしたよ。たしかに、テレ朝は毎週のようにジャニーズのグループが出演する『ミュージックステーション』を放送していますし、ジャニーズ事務所とは距離が近い。ただ、この状況で、“報道番組でも忖度するなんてあり得ない”となっていましたね」
『ミュージックステーション』はこれまでジャニーズと競合する他事務所の男性アイドルグループが出演することはほぼなかったが、7人組のBE:FIRSTが9月29日の3時間SPに出演することが決定するなど、風向きが変わり始めたように見えるが……。
「『サンデーLIVE!!』の対応を見ると、とても局上層部に改革の意思があるとは思えないですよね。現場スタッフも納得いってなかったといいますし、番組上層部も同じ気持ちだったのではと。現場は普通に会見を取り上げるつもりだったようですからね。
にもかかわらず、驚くべき“スルー放送”になってしまったと。こんなことができるのは、テレ朝の上層部、それも社長や会長レベルの指示があったのではないか、となっているといいます。たしかに、それぐらいのトップダウンな“命令”がないと、あんな極端な放送内容にはならないはずですね。
それを考えても、“辞めジャニ”の代表格のような平野さんやTOBEのタレントの『ミュージックステーション』出演の許可を局上層部が下すとはとても想像できない――テレ朝関係者からは、そんな声も聞こえてきていますね……」
TBSの『CDTV』で華々しく復活して、日テレの歌番組などでも活躍するかもしれない平野。しかし、テレビ朝日の壁は高そうだ――。