■乃木とノコルの年齢差が……

 2つ目の“ガチミス疑惑”は乃木とノコルの年齢差だ。

「5話で公安・野崎(阿部)が乃木のプロフィールを見るシーンで、乃木の生年月日は“81年1月25日生まれ”と表示されていました。一方、第7話で乃木と血のつながらない兄弟であるノコルと乃木は7歳差だとベキ(役所)から伝えられている。

 しかし、第9話の回想シーンでベキが生まれたばかりのノコルと出会うシーンには“1987年”というテロップが。年齢差に1歳ズレがあったので、これもてっきり伏線だと思ったのですが……」(ドラマウォッチャー)

 3つ目の指摘は若き日のベキ役を熱演した林遣都(32)が活躍を見せた、バルカの内戦の年だ。

「第9話ではベキが息子・憂助と生き別れになって4年後にノコルと出会うシーンが描かれていたので、内戦が起きた年は“1983年”になるはず。

 しかし最終回では元公安部外事課課長・上原史郎(橋爪功・82)がベキ(乃木卓)をバルカに送り込んだのは“1979年”と説明があり、その5年後に起きた内戦の際に、自身のキャリアに傷をつけないようベキが救出を求めたものの、ヘリコプターを退避させたという台詞があったんです。

 5年後であれば“1984年”になるはずなので、第9話の回想シーンとズレるんですよね……。ちなみに第9話では乃木憂助が3歳の時に生き別れになったというベキの台詞もあったので、生き別れになったのが“1984年”。

 ノコルが“1988年”生まれなら、乃木との年齢差も含めてすべて辻褄が合う。ノコルと出会ったシーンのテロップをミスったと思われ、それが原因でおかしい箇所が複数出てきている気がしますね……」(前同)

※画像は日曜劇場『VIVANT』の公式X(ツイッター)『@TBS_VIVANT』より