■安住紳一郎アナ『THE TIME,』の盛り返し!

 藤井アナは2010年から夕方の情報番組『news every.』(日本テレビ系)のメインキャスターを担当。その言葉の力がお茶の間から絶大な支持を集め、2021年には『好きな男性アナウンサーランキング』で初の1位に、2022年も2位にランクインしている。

「後任のキャスターが誰になるのか、というところはありそうですが、藤井アナが『news every.』を卒業するのは濃厚だと見られているといいます。藤井アナはもう長らく同番組のMCを務め、本人の中にも“次に”という思いはあるようです。『news every.』卒業が決まると、山里さんの横に来るのは藤井アナ、ということになる可能性がかなりありそうです。

 そして、この春以降は、実力派のアナウンサーが今まで以上に重用されることになりそうですよ。それは長引くテレビ不況で、テレビ局にお金がないという事情も大きい。タレントMCに高いギャラを払っていられない、ということですよね。

 安住紳一郎アナ(49)がメインキャスターを務める『THE TIME,』(TBS系)も当初は苦戦していましたが、最近は徐々に数字を伸ばしています。やっぱり実力があるアナウンサーの番組は見られる、という実績ができてきているんです。

『スッキリ』が終わるのも加藤さんの高額ギャラがネックになったとも言われていますからね。加藤さんの次に危ないのは『ひるおび』(TBS系)の恵俊彰さん(58)ですよね」(前出の制作会社プロデューサー)

■恵俊彰のギャラは年間3億円!?

 恵の『ひるおび』のギャラは1本120万円、年間で3億円に上るとも言われている。

「それで数字が取れているならまだいいんですが、最近は大下容子アナ(52)がMCを務める『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)に全く勝てなくなってきていて、“負け”が常態化しています。

 今は、TBSだけではなく、民放には3億円なんてギャラを払っている余裕はありません。今後はますますタレントMCを切って、局アナや実力派のフリーアナウンサーやキャスターを起用する流れになると見られており、この春の改編は、そんな大激震の前兆になっていきそうですよね」(前同)

 実力派アナウンサーが台頭し、タレントMCは切られる――テレビ業界は新たなフェーズを迎えつつあるのかもしれない。