■目黒蓮、ラウールがファンに呼びかけたが……
一部ジャニーズファンの中には、ジャニー氏からの被害を実名で告発した被害者への誹謗中傷を行なう者もいる。
「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の代表・平本淳也氏(57)は9月22日、被害者への中傷が相次いでいるとして、神奈川県内の警察署を訪れ、被害を相談。
同日付の朝日新聞によると、平本氏に対するSNSへの中傷は数万件にのぼるといい、「生きる資格がない」「消えろ」といった文言が書き込まれたという。今後は刑事告訴に向けて、名誉毀損などを視野に入れて署と相談していくようだ。
「9月18日、Snow Manの目黒蓮(26)とラウール(20)が同じタイミングで会員制ブログを更新。2人ともジャニーズ事務所内の体制が変わりつつあり、仕事のオファーがあるとまず相談のうえ、選択権は自分たちにもらえるようになったと明かしていました。
目黒さんはファンに向けて“絶対大丈夫だから、信じて笑顔で応援して”とファンに呼びかけてもいましたが、一部ファンはジャニーズ事務所やタレントを守ろうとした結果、暴走してしまっていますよね。
ファンの心理としては、ファンククラブの会費を被害者への補償に使ってほしくない、推しの運営に使ってほしい、というところもあるようですね」(前出のワイドショー関係者)
一部のファンが荒れ、迷惑行為や犯罪沙汰も散見される現状だが、今後はどのように推移していくのか。
「ジャニー氏の加害を何十年にも渡って見て見ぬふりをしてきたジャニーズ事務所自体が厳しく見られ、企業、社会から“NG宣告”を出されているのに、それに伴ってジャニーズファンも大荒れになってしまっている。
こうなると、スポンサー企業を含めた関係先も、トラブルを抱えることになるからと、よりジャニーズ事務所とは仕事をしたくない、所属タレントを起用したくないという悪循環になってしまいかねない。結果的にジャニーズ事務所、タレントが苦しくなる、推しの窮地を招く“魔のループ”ですよね。
辞めジャニの元関ジャニ∞・錦戸亮さん(38)も、9月11日にX(ツイッター)に《組織が好きっていうのが入り口だった人は違うかも知らんけど、自分が好きになった人は今日も明日も好きでいていいんじゃないかなと。胸張ってそう思ってもらえないんなら、それはただのこっちの力不足だ》と綴り、ファンに寄り添いましたが、ジャニーズファンとしても、今はぐっとこらえるタイミングなのではないでしょうか……」(前同)
明日が見えなくなってしまっているジャニーズタレントたちだが、彼らもファンの暴走だけは望んでいないのはたしかだろう。