9月25日、King&Prince(キンプリ)の新曲「愛し生きること」のミュージックビデオが、グループの公式YouTubeチャンネルにて公開された。

 同曲は、11月8日に発売予定の14thシングルの表題曲。MVは本格的なドラマ仕立てになっていて、「世界の終わる直前の日に、荒廃した世界の片隅で1人の少女との出会いによって、自由や命、愛の意味を心の底から求める」というストーリーが描かれている。撮影は2日かけて行なわれたそうだ。

※画像はKing&Princeの公式X(ツイッター)『@kingandprince_j』より

高橋海人さん(24)と永瀬廉さん(24)の演技力や映像的な迫力もあり、まるで短編映画のようなMVです。純粋に良い曲ですが、MVを見たファンは大荒れになっています。その理由は、PVの内容が二重の意味で現実のキンプリを取り巻く環境と“シンクロ”を起こしていることですね」(女性誌ライター)

 1つ目のシンクロは、MVと同じく“崩壊”の危機を迎えている、キンプリの2人が所属するジャニーズ事務所のことだ。

 創業者であるジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題は収束するどころか日に日に大きくなり、多くの企業が「ジャニーズをCMで使わない」という趣旨のコメントを発表。日本テレビは9月20日に社名変更やマネジメントの組織分離などの検討を口頭で要請したことを25日の定例会見で明かしており、長らく続いた“ジャニーズ帝国”は終わりを迎えようとしている。

 これを乗り越えようとしている所属タレントたちと、今回のキンプリのMVを重ね合わせるファンは多く、

《いまジャニーズを巡る環境は中にいるタレントにとって信じてたものが足元から崩れ落ちているような感覚、世界が崩壊していくような感覚だろうけれど、どんなに絶望してもそこから何度だって立ち上がるんだという強い意志を感じるMVだった》
《まるで現在のジャニーズを取り巻く状況へのメッセージかの如く、重厚でナーバスで、でも希望や光、優しさは決して消えないのだと伝えてくれるMV。》
《ジャニーズってゆう世界が壊れかけている今、大切な人も失って絶望を感じ諦めかけたけどまた希望を見つける…メッセージ詰まりすぎてて頭混乱してる》

 といった声が、SNSにも多く寄せられている。

「2つ目のシンクロは、“5人のキンプリ”です。キンプリは今年5月22日に平野紫耀さん(26)、神宮寺勇太さん(25)、岸優太さん(27)の3人が脱退、ジャニーズ事務所からも退所(岸のみ9月末退所)しましたが、今回のMVでは彼らを彷彿とさせる演出がある、と話題になっているんです。2021年に退所した、岩橋玄樹さん(26)さんを示唆する演出もありました」(前同)