■土屋太鳳がかすんでいた

 また、伊藤がNHK朝ドラ『ひよっこ』の米子役で注目を浴びたように、同『カムカムエヴリバディ』のきぬちゃん役で、しっかり者の素朴なキャラが人気に。『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系)では一転、謎の恋多き女・ひな子を好演。演技の幅の広さから、若手女優の中で最注目の1人だ。

「小野が脚光を浴びたのは、11年放送のドラマ『鈴木先生』(テレビ東京系)の性に対して奔放な中学生、カーベェこと河辺彩香役で、同級生役だった土屋太鳳(27)らを喰うほどの存在感でした。そのインパクトが強すぎて、しばらくカーベェのイメージを引きずっていましたが、今ではさまざまな役をこなせるようになりましたね」(芸能関係者)

 先輩の伊藤もシリアスからコメディまで、幅広い演技で引っ張りだこ状態。小野も今作の蛍原役で評価を高め、伊藤の後に続く人気女優になりそうだ。