9月7日に行われたジャニー喜多川氏による性加害問題をめぐるジャニーズ事務所の会見。その内容と、ジャニー喜多川氏の誘いを拒否した元ジャニーズのメンバーについて、芸能取材の酸いも甘いも噛み分けたプロたちが語りつくす!!
■【同じ質問が繰り返された会見】
芸能ジャーナリスト・佐々木博之(以下・佐々木) 会見が4時間12分になぜなってしまったかっていうと、質問者全員の質問に答えるっていう形でね。
芸能評論家・三杉武(以下・三杉) まあ、謝罪会見ですもんね、基本。だから打ち切れないですよね。ジャニーズサイドは。
佐々木 そういう形を取ったのと、同じ質問が出るんですよ。1媒体2名っていうことで、色んな媒体が今増えて、動画のインターネット、ウェブの媒体が増えたことで、スポーツ誌もそうなんですけども、自分たちが、各社の媒体の人間が行って質問したりすると、スポーツ新聞なんか「お前なんか質問してこいよ」とか。週刊誌も「絶対質問してこいよ」って言われますよね。
そうなってくると、用意された質問っていうのは大体決まってて、1つか2つ用意して、それ以外の質問はできなくなっちゃうんですよ。できないっていうか、自分の中で浮かばない。浮かばないから、でもその質問をしなくちゃいけないから同じ質問がどんどん繰り返されて、だから記者の質がすごく落ちていると。それに答える東山(紀之)さんとかもちょっと苛立ちは見せてましたけども。
芸能リポーター・あべかすみ(以下・あべ) 一瞬ね。
佐々木 一瞬ね。でもえらいなって思って。
あべ でもちゃんと耐えてました。
佐々木 えらいなって思ってね。全然ね。
あべ まあまあ、耐えてましたよね。