■「新しい地図」のロゴに秘められたメッセージ

 では、新しい地図が紅白に出場する可能性はあるのか。

「まず香取さんが音楽活動を活発化させていますよね。23年1月には、韓国の13人組男性アイドルグループ・SEVENTEENとの共作で『BETTING』をリリース。1月期の草なぎさん主演ドラマ『罠の戦争』(カンテレ制作・フジテレビ系)の主題歌にもなりました。

 同曲はAmazonMusicやレコチョクといった配信系のほか、オリコンデイリーデジタルシングルランキングなどでも1位を獲得。コロナ禍で中止していた全国ライブツアーも敢行しており、香取さん単独での出場可能性も十分ある。

 5月17日には『ワルイコあつまれ』から生まれたダンスソング『ワルイコソーラン』が配信リリースされています。老若男女が楽しめる楽曲で、国民的番組をうたう紅白にもぴったり。香取さん単独だけでなく、新しい地図がパフォーマンスを披露するコーナーがあっても不思議ではないでしょうね」(レコード会社関係者)

 また、香取が描き下ろした雑誌『週刊文春WOMAN』(文藝春秋)9月21日発売号の表紙画はSMAPを彷彿とさせるものだった。

「推し活」というテーマで描かれたその絵には、青・赤・ピンク・黄・緑、そして白が入っており、まさにSMAPのメンバーカラー(青=中居/赤=木村拓哉・50/ピンク=稲垣/黄=草なぎ/緑=香取/白=96年に脱退した森且行・49)。香取自身、同誌のインタビューで「メンバーカラー」であることを認めている。

「SMAPを大事にする香取さんの想いが垣間見える絵に、ファンは感涙。再集結への意欲も感じさせましたよね」(前同)

※画像は香取慎吾公式インスタグラム『@katorishingo_official』より

 ここで思い出されるのが、『新しい地図』のロゴだ。

「方位磁針に『N』(North=北)、『E』(East=東)、『W』(West=西)、『S』(South=南)の方角があしらわれたものですが、『N』『E』『W』の三文字は反転している。一方『S』だけは反転していない。方位磁石とセットで使うのが定石である“地図”=MAPと『S』を合わせると、“SMAP”となります。そう考えると、そもそも『新しい地図』の由来が“NEW SMAP”を分解して命名されたものなのかとも考えられる。

『NEW』が反転している理由は、公式から明かされていませんが、ファンの間でさまざまな考察を呼んでいます。“NEWが反転=新しくない、もともとの”という意味ではないかという意見や、“NEW SMAP”に気づきやすくしてくれたなどなど……。

 ロゴについては17年9月放送の『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)で、ロゴデザインに込められた意味合いを草なぎさんは”方角を決めてもいいし、決めなくてもいい”と明かしていたので、鏡文字にはその意味も込められているかもしれません」(同)