■目に余る「ジャニーズバーター」

 話題となった茶々。その息子・豊臣秀頼役として、ジャニーズJr.内のグループ・HiHi Jets作間龍斗(20)が発表されたが、不満の声があるらしい。

「役者の格を考えても、明らかに松潤のジャニーズ枠のバーターです。秀頼は、秀吉亡きあと豊臣家の復活の期待を背負うという、終盤の重要人物ですが、演技の力量を考えても、作間が周囲のキャストに埋もれてしまうのは明らかですよね」(夕刊紙デスク)

 ジャニーズ枠といえば、なにわ男子長尾謙杜(21)も同様だろう。

「長尾が演じたのは、家康の異父弟・源三郎勝俊で、4月30日放送の第16回に登場しましたが、アッという間にいなくなりました。これも明らかにバーターでしょう。今作は主人公・家康の松本潤、信長役の岡田准一をはじめ、ジャニーズ色の非常に強い大河でした。

 しかし、NHKの稲葉会長が9月27日の定例記者会見で、ジャニーズ創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題をめぐり、被害者への補償や再発防止策などの対応を十分と判断するまで、所属タレントの番組への新規起用を控えると発表したため、今回のようなキャスティングは、しばらくなくなりそうです。さらに、視聴率の数字が悪ければなおのことですね」(前同)

 また、同局の山名メディア総局長は大晦日の『紅白歌合戦』について、ジャニーズのタレントはいっさい出ないのかと問われ、「現時点ではそうなる」と応じている。ジャニーズは10月2日に会見を開くと発表しており、その内容次第では、今後のNHKはドラマとともに、歌番組でもジャニーズのタレントの出演が激減していきそうだ。

 同ドラマは残り2か月と少しと、いよいよ終盤に入ってきた。とりあえずは、天下分け目の関ヶ原に向けての盛り上がりに期待したい。