■強敵『水曜日のダウンタウン』に勝てるか?
また、平均世帯視聴率も6.1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、まずまずの数字。フジテレビ系の“水曜夜10時枠”ドラマは、裏に『水曜日のダウンタウン』(TBS系)という強力なライバルがいるせいか、前期放送の『ばらかもん』が全話平均視聴率が5.0%と苦戦するなど、数字が常に伸び悩んでいる。今回はどうだろうか――?
「女王蜂のアヴちゃん、ダンサーの菅原小春(31)、GENERATIONSの関口メンディー(32)など、実際のアーティストが劇中でアーティストを演じる構造。早くも上白石と菅原が劇中の役名で、歌とパフォーマンス動画をネット配信しており、ドラマ発のアーティストとして売り出す気満々です。各キャラはすでに視聴者の心をつかんでおり、今までにない成功も十分にあります」(芸能ライター)
9月27日はアジア大会の中継放送があり『水曜日のダウンタウン』は休み。それもあっての好調発信ではなかったのか――?
「断トツで人気バラエティだった『水ダウ』も、最近の平均世帯視聴率は6%台で、かつての勢いはありません。コミックもアニメも大ヒットしている『パリピ孔明』がドラマ版でも注目を集めれば、水曜夜10時枠の王者になる可能性は十分です」(前同)
アーティスト役以外にも、RIP SLYMEのRYO-Z(49)がライブMC役でゲスト出演。10月4日放送回もマキシマム ザ ホルモンのナヲ(47)が不動産会社の営業役で登場するなど、さらなるアーティストの出演が続くようだ。
また、劇中曲『DREAMER』をYOASOBIの幾田りら(23)が書き下ろしており、英子(上白石)ふんするEIKOがオリジナル曲として歌唱。11月1日にはEIKOが歌う劇中曲を収録したアルバム『Dreamer』がリリースされる。
昨年10月期放送のドラマ『君の花になる』(TBS系)で、劇中に登場したボーイズグループ・8loom(ブルーム)が、ドラマの世界を飛び出してライブツアーなどを行なったように、本作も今後、独自のパフォーマンス展開を見せてくれるかもしれない。物語の本筋とともに注目だ。