ジャニーズの大激震が続いている――。

 10月2日、ジャニーズ事務所はジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受けて、都内で記者会見を開いた。この会見では、加害者である“ジャニー”の名を冠した社名を「SMILE-UP.」に変更すること、9月30日までに478人から被害の申し出があり、このうち325人が補償を求めていて、11月から補償を始める予定であることなどを東山紀之新社長(57)が明らかにした。

「現ジャニーズ事務所は補償を終えたら廃業。それとは別でタレントと個別に契約するエージェント会社を立ち上げる、ということも発表しました。独立を希望しないタレントは、そちらへ移籍するのでしょう。これで、“降板ドミノ”やドラマの延期などに歯止めが効くと良いのですが……」(女性誌ライター)

 事務所がジャニー氏の加害を9月7日の会見で正式に認めて以降、各企業がジャニーズタレントのCM起用を打ち切る「降板ドミノ」が発生。

 さらに、木村拓哉(50)主演の2024年4月放送予定のスペシャルドラマ『教場』(フジテレビ系)の撮影延期や、SexyZone中島健人(29)が『A-Studio+』(TBS系)の収録中止が報じられたりと、ドラマ・テレビ方面でも影響が出はじめている。

 タレントに罪はないとはいえ、ジャニー氏の行為があまりにも悪質で許されざるものなだけに、所属タレントへの影響はやむをえない事態と思われるが、さらに2日の会見に「指名NG記者リスト」があったことが発覚し大炎上。

 そしてさらに、9日にはNHK『ニュース9』では同局の“ジャニーズ番組”『ザ少年倶楽部』で過去、現役高校生がジャニー氏の被害に遭っていたことが報じられるなど(ジャニーズ事務所は事実関係を否定)、さらに事態は悪化している。

 芸能プロ関係者は、

「ドラマや映画でジャニーズと共演を渋る事務所が増えてきている、とも言われていますよね。同じくジャニー氏問題の余波で、巻き添えになりそうな立ち位置の俳優、タレントがいるんです……」

 と話し、こう続ける。

「ジャニーズといえばドラマや映画も主戦場ですが、彼らの主演作でヒロイン級の役を務める頻度が高い女優のことは“ジャニーズ御用達女優”と呼ばれていますよね。ジャニーズ相手のヒロイン役の女優は条件が厳しく、同じ女優が何度もキャスティングされがちなことから生まれたワードですね」(以下同)

 ジャニーズタレントと共演できる女優には、“過去にジャニーズとの熱愛疑惑がない”を筆頭に、多くの制約があると言われている。

「恋愛モノが中心なので、同世代の若い女優であること、私生活が奔放すぎないことと、しっかり責任が取れる大手事務所に所属していること、これが前提条件です。

 上記3つに加えて、ジャニーズタレントのファンが“共演して怒らなさそう”という点が重要です。ジャニーズと共演した女優は、“番宣で距離が近い”など、つまらないことでファンから怒りを買って炎上しがちですからね」